怒らない技術2

まちの本屋ビジネス書

著:嶋津 良智

怒らないことで人生はもっとよくなる!

本のまとめや概要、感想・評価・レビューをしていきます。

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感想

怒らないことで人生はもっとよくなるとこの本を読んで思いました。
理由は、3つあります。

  • 「仕事が上手くいく」
  • 「人間関係が上手くいく」
  • 「怒るときよりも病気のリスクが減る。」

です。

怒らないと「仕事が上手くいく」理由は、
イライラすることで、判断力が低下し、仕事のミスにつながることがなくなるからです。

怒らないと「人間関係が上手くいく」理由は、
イライラしていると短気になり、ちょっとしたことで口論になり人間関係が悪化することがなくなるからです。

怒らないと「怒るときよりも病気のリスクが減る。」理由は、
この本の中で怒ることで免疫力が低下するという研究を紹介しています。
怒るときよりも怒らない方が免疫力が高くなるからです。

本書も、怒りたくなるけど、怒らないと上手くいく事例や怒らないための対処法・考え方が書かれているところは同じです。 「怒らない技術」との違いは、対処法の具体性やフォーカスしているポイントが違います。

「怒らない技術」では、考え方、捉え方、習慣など抽象的な部分が多かったですが、「怒らない技術2」では、具体的な場面で、具体的な行動を教えてくれます。
また、怒らないことによるメリット、怒ることによるデメリットの内容がめちゃめちゃリアルです。
それにより、怒らない方がいいのは分かってて、怒ってしまうんだからしょうがないと思っている方でも、「怒らないようにしよう!」「怒らないことはできる!」と納得できる内容になっています。
フォーカスしているポイントが違うというのは、「怒らない技術」では、基本的には、怒ったときの対処法が書いてあります。

しかし、「怒らない技術2」では、そもそも怒らないことにフォーカスしています。
そのため、〇〇の場面で怒ってしまった場合どうすればいいだろうと考える必要がなくなり、怒らない行動をすることにより、シンプルで分かりやすく実践しやすい内容になっています。
特に巻末にある二週間のイライラ体質改善プログラムは超有益です。
これを読むだけでも買う価値があると思います!

「怒らない技術」と「怒らない技術2」を2冊読むととても納得感をもって実践出来ると思います。
しかし、「怒らない技術2」だけでも、十分な内容になってます!
「怒らない技術」を読んだ方も、読んでない方も是非、読んでみてください!

まとめ

  1. 怒る原因は、自分自身にある!
  2. 怒らなくなるためには、イライラ体質改善!
  3. イライラしなくなると仕事も人間関係も上手くいく!

まとめの説明

①怒る原因は、自分自身にある!

本書によると、怒る仕組みは、ある現象が自分の心の枠を越えたときにイライラが起こります。
心の枠とは、「価値観」「自分の常識」「固定観念」「想定」「期待」「思惑」などを指します。
つまり、「怒り」や「イライラ」はあたかも現象や対象者が自分に与えていると思いがちだが、自分自身で「イライラする」という意味づけをして、自ら発生させている感情であると言えると思います。

心の枠の大きさは、ちょっとした気持ちの変化で大きくなったり、小さくなったりします。
つまり、出来事は同じでも、そのときの気分によって受け取り方が大きく変わります。
さらりと受け流せることもあれば、イライラすることもあります。
目の前の出来事にじつはなんの意味もない。
その出来事に自分自身が意味づけをして、「イライラする・しない」を決めているのです。
そのため、怒る原因は、自分自身にあるのです。

②怒らなくなるためには、イライラ体質改善!

まず、怒らないと決める。
ただ、怒らないと決めても、イライラや怒りは、自然と湧いてきます。
ですが、「自分はこういう場面で怒りやすい」というパターンがわかれば、それを回避することも可能です。
怒りのパターンを知るためには、「アンガーログ」(怒りの記録)をとるのです。

アンガーログ項目

  • 怒りを感じた時間
  • 怒りを感じた場所
  • 出来事
  • 言動
  • してほしかったこと
  • 結果(気まずくなったなど、ありのままに)
  • どのように思ったか
  • 怒りの強さ(10段階で評価)

上記をつけて、定期的に確認する。
どのくらいの頻度で怒っているのか、どういう状況でイライラしやすいのか分かります。
そして、原因がわかったら対策を考える。
具体的には、自分の嫌なことを明確にしてやらない。
加齢によるイライラは、受け入れて今の自分に出来るイライラしないやり方をつくる。
例えば、メモをとり整理しておくなど。
「捨てて、やめて、減らす」を意識する。
もし、出来ないときは、それをしなければ何が起こるか考え、なにも起こらないならやめる。
そもそも、イライラしない環境を作っていくことが重要です。
本書には、イライラしない環境の作り方が詳しく書かれていますので、興味がある方は、是非読んで見てください!

③イライラしなくなると仕事も人間関係も上手くいく!

怒る・イライラしなくなるということは出来事が心の枠内にあるからです。
つまり、出来事に対して自分が上手く対応できていることになります。
仕事においては、上司・部下・同僚・客先・仕事中に関わる人・自分の仕事に対して、上手く対応できると当然、仕事は上手くいきます。
また、人間関係においては、妻・夫・こども・家族・友人に対して上手く対応できると、人間関係も、もちろん上手くいきます。

仕事における具体例として、本書では、「仕事に対する不満や疑問はいつの時代も変わらない」といっています。
「女性部下をうまく動かす上司力~すぐに使える10のルールと18のスキル」の著者平川理恵さんが約20年前に、リクルート社で求人の飛び込み営業をしていたころの話です。
毎日していた飛び込み営業に疑問をもち、上司に「この仕事になんの意味があるんですか?」と質問しました。
上司の答えは、「君が企業のドアをノックしない限り、その企業に求人があることを知らせることが出来ない。そうなると、企業に転職希望者が個別に訪ねなくてはいけない。 これは、企業にとっても休職者にとっても非効率この上ない。両者の橋渡しをしてあげるのがこの仕事だ。これでも、自分の仕事にやりがいや意義を感じないのか?」この言葉が平川さんの心にすとんと落ち、「頑張ろう」と思えたそうです。
もし、「ご託を並べる暇があったら結果を出してこい!」と言われていたら、心を閉ざしていた。ともいっていました。
つまり、人が動くには必ず理由が必要です。それを明確にすることがとても大切なのです。

人間関係における具体例として、
本書では、価値観のズレからイライラが生まれる。それをなくすためには、話し合いをしながら二人の決めごとを決めるとよいといっています。
結婚生活が長くなると会話がすくなくなっていきます。
他の人間関係にも言えることですが、分かるだろうと錯覚して、いわないと、怒りを生むもとになります。
夫は「育児を手伝っている」と思っていたのに、妻は「全然手伝ってくれていない」と思っている。
そして、妻は「なぜ手伝ってくれないのか」と不快感をつのり、夫は「それならいってくれればいい」と思い、反発を生みます。
そのため、話し合いが大切なのです。
妻とのコミュニケーション解決のためには、二つの言葉をかけるとよい。
「なにかあった?」と「今日どうだった?」です。
反対に言ってはいけない言葉は5つあります。

  • 一位「俺は働いている」
  • 二位「いってくれればやるのに…」
  • 三位「なんで怒っているの?」
  • 四位「おかずこれだけ?」
  • 五位「疲れた」

最近は、価値観が多様化し、暗黙知が通用しなくなって来ている部分があることを十分理解して、話し合いに望む必要があります。
以上、要約です!

それでは、要約のまとめです!

怒る・イライラする原因は自分自身にあります。そして、怒る・イライラすることで仕事が出来ないひと、人間関係を壊すひとになってしまいます。
それを改善するためには、アンガーログをつけて、定期的に確認し、分析し怒らないための行動・環境を作っていくことです!
その具体的方法が本書に書いてあります。
興味がある方は是非読んで見てください!

Amazonあらすじ

説明
内容紹介
「職場」「家庭」「子育て」「恋愛」「体調不良」などのイライラが消える!

このページに来ていただきありがとうございます。
おかげさまで、前作『怒らない技術』は60万部を突破する大ベストセラーとなりました!

ある読者の方からは
「以前の私はほんのささいなことで家族を怒鳴っておりました。
そういうことはよくないと思い、専門家の力を借りて怒りを抑えようとしましたが、
効果はほとんどありませんでした。
しかし、「怒らない技術」の効果はてきめんでありました。その日のうちにイライラが消えました」
という嬉しいお便りも頂いたほどです。

そして今作『怒らない技術2』では

  • イライラを消すのではなく、イライラしないための生活・仕事の方法
  • 怒らない、心の広い人になるための方法

という、怒りに対する 「体質改善法」と 「対症療法」について解説しています。

まずは怒りに対する「対症療法」について学びます。
これを学ぶことで、イライラしても、すぐにスっと怒り・イライラを消すことができるようになります。
そして、この対症療法を訓練することで、イライラとは無縁の「怒らない人」になることが可能です。
これが「体質改善」です。この訓練に、特別なことは必要ありません。
本書に収録されている 「イライラ体質を改善する2週間プログラム」を実践することで、
たった2週間で怒りを自由にコントロールできるようになります!

「イライラ体質を改善する2週間プログラム」とは?

「イライラ体質を改善する2週間プログラム」とは、 日本アンガーマネジメント協会も推薦する、
怒らない人になりたい人にとってもおすすめのプログラムです!
本書に収録されている、怒りに対する対症療法を学び、実践することで、
だんだん怒りに対して、 どのように感情をコントロールすればよいかがわかります!

このプログラムを使用することで、

  • 職場の上司や部下の関係が良くなる!
  • 家庭内のイライラが消え、夫婦仲が良くなる!
  • 子育て中のイライラが消える!
  • 恋人や配偶者に対する見方が変わり、もっと関係が良くなる!
  • 通勤・通学時などのささいなイライラも消える!
  • 怒ることが少なくなるので、人間関係も良くなる!
  • イライラしないことで体調も良くなり、病気になりにくくなる

……など、あなたの人生はもっと楽しくなるはずです!

▼『怒らない技術』実践セミナー 動画無料公開中!
okoranai.jp

内容(「BOOK」データベースより)

「職場」「家庭」「子育て」「上司・部下」「ヤル気」「体調不良」「恋愛」…など、すべてのイライラを解消します。

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著者について

嶋津 良智(しまづ よしのり)

リーダーズアカデミー学長
日本リーダーズ学会会長
早稲田大学講師
大学卒業後、IT系ベンチャー企業に入社。同期100名の中でトップセールスマンとして活躍、その功績が認められ24歳の若さで最年少営業部長に抜擢。
就任3ヶ月で担当部門の成績が全国ナンバー1になる。

その後28歳で独立・起業し代表取締役に就任。
翌年、縁あって知り合った2人の経営者と情報通信機器販売の新会社を設立。
その3年後、出資会社3社を吸収合併、実質5年で52億の会社まで育て、2004年5月株式上場(IPO)を果たす。

2005年企業不祥事が相次ぐ中、日本のリーダーの在り方に警鐘を鳴らし、
「リーダーの存在意義とは何か?」「リーダーが果たすべき本当の役割とは何か?」
「リーダーは人、企業、社会に何を持って貢献するのか?」など、独自のリーダー教育を提唱し、
次世代を担うリーダーを育成することを目的とした教育機関、株式会社リーダーズアカデミーを設立。

現在シンガポールへ拠点を移し、業績向上に寄与する独自プログラム「上司学」が好評を博し、
講演・企業研修・コンサルティングを行う。
また、2回の株式上場体験を生かし、顧問・社外役員として経営に参画し、
各企業の経営陣へアドバイスをおこなう。

また、著者兼ベンチャー経営者仲間の5人と
ボランティア組織『JBN(Japanese Business Network)』を発足し、
世界各地で活躍する日本人起業家・ビジネスパーソンを応援するために、
世界各国でビジネスセミナーを開催している。

主な著書として、60万部を超えた『怒らない技術』、『プレイングマネジャー入門』(フォレスト出版)をはじめ、
『あたりまえだけどなかなかできない 上司のルール』(明日香出版)
『だから、部下がついてこない!』『だから、会社が儲からない!』(日本実業出版)、
『女性部下をうまく動かす上司力』(日本能率協会マネジメントセンター)など多数。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

嶋津 良智

リーダーズアカデミー学長。日本リーダーズ学会会長。早稲田大学講師。大学卒業後、IT系ベンチャー企業に入社。 同期100名の中でトップセールスマンとして活躍、その功績が認められ24歳の若さで最年少営業部長に抜擢。就任3ヶ月で担当部門の成績が全国ナンバー1になる。 その後28歳で独立・起業し代表取締役に就任。翌年、情報通信機器販売の新会社を設立。 その3年後、出資会社3社を吸収合併、実質5年で52億の会社まで育て、2004年5月株式上場(IPO)を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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