仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?

まちの本屋ビジネス書

著:木部 智之

読んだその日から実践できる!
仕事効率化の教科書!

本のまとめや概要、感想・評価・レビューをしていきます。

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あらすじ

★これをやるかやらないかで、1週間後、1年後、3年後に差がつく!

メールからエクセル、伝え方、任せ方、思考法まで、外資系プロジェクト・マネジャーが教える75のコツ。

★こんな人は必見↓

  • がんばっているのに、毎日気づくと残業している
  • パワポ、エクセルが正直苦手。マニュアルを読む気にならない
  • 上司が全然つかまらないので、仕事が進まない
  • 自分は頭の回転が遅いほうだと思う

【目次】

第1章 仕事の速さは始める「前」に決まる
  • 「一番時間のかかる作業」を見極めよ
  • 2回目までは力技でやる。3回目以降は効率化する
  • 「期限に間に合わない!」さて、どうするか?
  • ひとりでやる仕事にこそ、期限を決める ほか
第2章 「作業のスピード」は習慣化で速くなる
  • メールは絶対に「1回だけ」しか読まない
  • 「○○さん、お疲れ様です」の3秒がムダ
  • 資料作成は「手書き」が8割
  • 外資系でも8割が知らない「秘密」のエクセル技
  • 1000行を一瞬でコピペする方法 ほか
第3章 「チームのスピード」は仕組みで速くなる
  • つかまらない上司をつかまえる方法
  • 打ち合わせの「持ち帰り」をゼロにする
  • 部下の「モンキー」は部下に背負わせる
  • 「会議は全員発言すべき」はウソ ほか
第4章 「ない時間」をひねり出す
  • 緊急のときに「どこまで犠牲にするか」を決めておく
  • 自分だけの「シェルター」を作る
  • 「忙しい」と言わない ほか
第5章 「思考のスピード」は型で速くなる
  • 「タテ」「ヨコ」の質問で最短で本質にたどり着く
  • 健全に「疑う」ことで手戻りをなくす
  • ゼロから考えず「型」にはめて考える
  • 2本の線で、フレームワークを作る ほか

内容(「BOOK」データベースより)

ショートカット、資料作成、エクセル、メール、伝え方、任せ方、打合せ、ノート、インプット、思考の「型」、スキマ時間―これをやるかやらなかいで必ず差がつく!
外資系プロジェクトマネジャーがこっそりやっている仕事のスゴ技75

著者について

●木部 智之:日本IBMシニア・プロジェクト・マネージャー。

横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了。
2002年に日本IBMにシステム・エンジニアとして入社。
入社3年目にしてプロジェクト・マネージャーを担当。
2009年に役員のスタッフ職を経験し、2010年には 最大級の超大規模システム開発プロジェクトにアサインされ、大連への赴任も経験。現在もそのプロジェクトを担当しており、日本と大連に数百人のメンバーを抱えている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

木部 智之

横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了。
日本IBMシニア・プロジェクト・マネージャー。
2002年に日本IBMにシステム・エンジニアとして入社。
入社3年目にしてプロジェクト・マネージャーを経験。
その後、2006年のプロジェクトでフィリピン人メンバーと一緒に仕事をする機会を得る。
2009年に役員のスタッフ職を経験し、2010年には最大級の大規模システム開発プロジェクトにアサインされ、中国の大連への赴任も経験。
現在もそのプロジェクトを担当しており、日本と大連で数百人のチームをリードしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

まとめ

【仕事の速さは始める前に決まる】

  • 仕事を速くする原則は、動きを速くする、無駄を省く、確実に行う。
  • 遅くても最初は確実にやる、3回目から効率化を考える。
  • 仕事の段取りは、ゴール設定・ゴールまで作業を分割する・作業ごとの工程を見積もる・一番時間掛かる作業を見極める・作業の依存関係を見極める・段取りを決める。このステップで行う。
  • 毎回、100点を目指さない。ゴールの点数を見極め、+10%の点数を目指す。
  • 期限に間に合わなくても50点に仕上げ、締め切りまでに提出する。
  • 一人でやる作業は1週間余裕をもって必ず締め切りを決める。

【作業スピードは習慣化で速くなる】

  • リングの方眼タイプのノートを横書きで使う。
  • 何か月先でもToDoを記入する。1日・1週間単位のToDoは金曜日に見返す。
  • メールは絶対に1回しか読まない。
  • メールの宛先入力・送信・ファイルの添付はショートカットキーを使う。
  • メールは用件から書く、一つのメールに一つのメッセージ。
  • 資料作成は手書きが8割。(手書き→エッセンスを書き出し、構想・構造化する。)
  • いい資料を見つけたらパソコンの見返せるフォルダに保存しておく。
  • 資料のお決まりパターンを作る。
  • マウスは使わない。
  • Altは神ボタン、Ctrl,Shiftを使いこなして時短する。
  • エクセルの書式設定はCtrl+1で出す。

【チームのスピードは仕組で速くなる】

  • チームの仕事で遅くなるのが待ち時間。
  • すべてのメールに必ず返信する。
  • メールは24時間以内に返信する。
  • 伝わらないのは発信側に責任がある。(寝ていても、メールを見ていなくても)
  • 伝えるときは短く1回で伝わるようにする。
  • 依頼した仕事はぎりぎりまで出てこない。チェックポイントを設けてチェックする。
  • どうしたらいいですか?にはどう思う?と答える。
  • 会議は全員が発言しなければいけないは嘘。

【「ない時間」をひねり出す】

  • 誘惑は物理的に遮断する。
  • 電車の中で、意図的に座るか座らないかを決める。
  • 電車の隙間時間を利用するためには疲れ具合によって、やることを決めて置き、始めるまでのハードルを極限まで下げる。
  • 緊急の時にどこまで犠牲(余暇・夕食後の時間など)にするか決めておく。
  • メンバーに話しかけられるたびに忙しいオーラを出すのはリーダー失格。
  • 自分だけの集中する場所を作る。
  • 忙しいといわない。なぜなら、仕事に余裕がないこと、自分の限界を表明していることになるから。
  • 宵越しの紙とメールは残さない。

【思考のスピードは型で速くなる】

  • 最速に答えを出すためには事実をインプットすること、憶測、意見には振り回されない。
  • 事実のインプットは、視点・見る範囲・見る立場を変えて確認する。
  • 質問は目的と広げる質問と深堀する質問を使う。
  • 健全なアウトプットの評価は、インプットデータは何か、アプローチ方法は何か、アウトプットをどう評価しているかでわかる。
  • 数字は相対数(母数・他・以前)と絶対数で評価する。
  • 型にはめて考える。(MECE→ピラミッド=構造化)
  • 課題解決のフレームは「事象・課題・解決策」と「業務フロー」を組み合わせる。
  • ほとんどの課題を2本線で整理することができる。
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感想

もっと仕事を効率化して余裕を持ちたい。仕事の効率化に興味がある。仕事がいっぱいで頭のパンクしそう。アウトプットに時間がかかってしまう。という方にお勧めです!
通勤中の電車の中で読んでその日に使える内容ばかりです。
上司の方にしかできない内容もありますが、部下として上司がどう対応してほしいと思っているのかわかるので参考になると思います。
仕事を速くやるためには確実にやるという点は当たり前だと思っていました。しかし、やっていたつもりになっていました。自分の作業を振り返ってみると抜けが多かったことに気づきました。
他にも、

  • 毎回、100点を目指さない。ゴールの点数を見極め、+10%の点数を目指す。
  • 資料作成は手書きが8割。(手書き→エッセンスを書き出し、構想・構造化する。)
  • メールは絶対に1回しか読まない。

などなど、自分の業務を見直すきっかけになる内容がたくさんありますので、ぜひ一読をお勧めします!

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