魔法科高校の劣等生 1 入学編〈上〉

まちの本屋ライトノベル

著:佐島勤

イラスト:石田可奈

お兄様の強さに感動!
そして、スカッとします(笑)

本のまとめや概要、感想・評価・レビューをしていきます。

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あらすじ

魔法。
それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となってから一世紀が経とうとしていた。
そして、春。
今年も新入生の季節が訪れた。
国立魔法大学付属第一高校―通称『魔法科高校』は、成績が優秀な『一科生』と、その一科生の補欠『二科生』で構成され、 彼らはそれぞれ『花冠』(ブルーム)、『雑草』(ウィード)と呼ばれていた。
そんな魔法学校に、一組の血の繋がった兄妹が入学する。
兄司波達也は、ある欠陥を抱える劣等生(ウイード)。
妹司波深雪は、全てが完全無欠な優等生(ブルーム)。
どこか達観したような面持ちを見せる劣等生の兄と、彼に肉親以上の想いを寄せる優等生の妹。
二人がこのエリート校の門をくぐったときから、平穏だった学びの園で、波乱の日々が幕開いた。

まとめ

魔法が技術体系化された世界。
才能と能力によって優劣が決まる実力主義の世界。
それは、同じ新入生であっても、たとえ兄弟であっても平等ではない。

入学式から学校内に差別意識が充満している・・・
その雰囲気を司波達也はどこか達観したような面持ちで眺めている。

ガイダンスに入り、クラスにグループ分けが自然とできてくる中、達也にも仲間ができる。

レオ

ドイツ人クオーターの男子、明るく前向きでthe体育会系。エリカとよくケンカする。

エリカ

明るく前向きで美少女。お調子者の性格でレオによくつっかかっている。

美月

内気な性格だが、自分の意見を通す強さがある。

みんな明るく、卑屈にならない性格で良い仲間ができたと達也は思っていたのだが・・・
思わぬトラブルに巻き込まれることになる。

①同級生(ブルーム)とのトラブル

深雪と仲良くなりたいクラスメイト(ブルーム)がウィードである達也たちと仲良くしていることに嫉妬して、 ちょっかいを出してきて、達也の仲間が怒ってけんかになってしまう。
美月「同じ新入生じゃないですか。あなたたちブルームが今の時点で一体どれだけ優れているというんですかっ?」
この言葉で魔法を使ったけんかに発展してしまう。
この時の達也の行動が原因で風紀委員長に目をつけられてしまう・・・

②先輩とのトラブル

1年の首席が生徒会に入るという学校の慣例で、深雪が生徒会に誘われるが兄も一緒がいいと深雪がごねてしまう。
そこで、達也に目をつけていた風紀委員長である渡辺摩利に風紀委員に入ることを提案される。
達也は断るが、深雪は兄の地位が上がると喜び、生徒会長と風紀委員長の力技?により無理やり入れられそうになる。
しかし、生徒会副会長の2年生服部が反対をする。
そこへ深雪が猛反発、服部の深雪に「身贔屓に目を曇らせてはいけない」発言に達也が 「妹の目が曇っていないことを証明するためには仕方ありません」と言い、服部と達也が魔法戦闘の模擬戦を行うことになる。
そして、その結果に周りの人たちは達也の戦闘をみて驚愕することになる・・・

③部活動のトラブル

風紀委員に入った達也の最初の仕事は、部活動勧誘の治安維持だった。
難なく風紀委員の仕事をこなしていく達也であったが、剣術部(ブルーム)と剣道部(ウィード)のけんかの仲裁に入る。
剣術部はウィードである達也に取り締まられることに反感を覚え殴りかかる。
次々と達也に殴りかかり10人以上を相手にすることになってしまう。
その姿を剣道部男子部主将が達也を興味深げに見ている・・・
ところで上巻は終わりです!

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感想

まず・・・周りの評価を斜め上に覆すお兄様の強さ最高です!
ほんとにもう「さすがです!お兄様!」
常人が無理だと思うことを解決してしまう話ってすごい好きなんですよね。
個人的にドストライクのタイプのラノベです!

それはさておき、お兄様はトラブルに愛されすぎではないでしょうか?
入学式から数日でここまでトラブルに巻き込まれる人はいないだろうというくらいトラブルがどんどんお兄様に求愛行動しているようです。
まあ、それを「ちょちょい」と解決してまうのがお兄様なのですが(笑)

ただ、俺TUEEEEというストーリーなだけじゃなく、設定も作りこまれていて面白いです。
魔法を技術体系化されており、論理的に魔法が説明できるという設定により、 「なんかすごい!おぉー!」から「なるほど、すごい」に変わる瞬間が面白くて好きです!
1周目ではわからなかったことが2周目、3周目と読んでいくうちにより、なんかすごい!おぉー!」から「なるほど、すごい」に変わる瞬間が楽しめます!
わたしは5周以上は読んでしまいました。

キャラ一人ひとりの能力もこれから明らかになっていくんでしょうか
設定や登場人物の中に伏線が色々出てきて、これからどうなるのか楽しみです!

最後に個人的に好きなセリフです。
服部との模擬戦後、達也がどんな魔法と戦闘技術を使ったのか周りで議論し、結論に達して、その理由に皆が驚いて達也を見たときの達也の一言!
「多変数化は処理速度としても演算規模としても干渉強度としても評価されない項目ですからね」

仕事やプライベートで、もやもやしていてをスカッとしたい気分の人におすすめです!
みなさんもお兄様の俺TUEEEEを読んでスカッとしましょう(笑)

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