日本にFIREは、すでに存在していた!!
理由
2018年から、FIRE(経済的自立早期退職)が一気に流行していますが、日本では、すでに、FIREの本がありました!
なんと、この本は、2012年に出版されています!
しかも、どうやってFIREしたかだけでなく、FIREしたあとの生活が先に書いてあります。
よくある、不安としてFIREしたあと何するかという問題ですが、暇じゃないか?孤独じゃないか?という不安に対して、著者は全否定しています。
著者自身にとっては、全く暇じゃなく、孤独ではない。
とても楽しく暮らしている様子が描かれています。
働かないで、生きていくということを実現した著者は、ニートという言葉で表現しています。
なので、要約では、ニートという言葉を使いますが、私は、サイドFIREだと思います!
ネットをうまく使えば、FIREしても寂しくない、むしろ、充実している。
とても、楽しく生きていけると思いました!
また、ニートに向いてる人、向いてない人が書かれています。
これは、FIREしていくための節約の考え方としても、とても、役に立つ考え方だと思いました!
FIREしたい方、FIREしたいけど不安だという方は、是非、このあとも読んで見てください!
要約のまとめ
- ニートの生活、ニートの生計の立て方
- ニートの才能、ニートに必要なもの
まとめの説明
①ニートの生活、ニートの生計の立て方
ニートの生活って何してるの?とよく聞かれるそうです!
「特に何もせず、毎日ゴロゴロしている」というと、退屈じゃない?と聞かれます。
でも、著者は、特に退屈と感じていない。普通に生活をしているだけで一日が終わるそうです!
著者のよくある一日はこんな感じです!
12:30 起床 しばらく、ぼーっとしている
13:00 しばらく、眠ったままで、コーヒー飲んだり、メールみたり、Twitter、Facebook、チャットをみる。
15:00 天気が良いので散歩する。図書館で本を借りる。
16:00 スーパーで野菜を買ってきて適当に料理して食べる
17:00 図書館で借りた本を読んだり、ネットをみる
20:00 夕食を適当に食べる
21:00 洗濯、風呂
22:00 シェアハウスの友達とゲーム、テレビを見る、マンガを読む
24:00 ブログを書く、猫と遊ぶ、チャットで友達と会話する。
2:00 夜の街を散歩したり、コンビニにいく
4:00 寝る
私は、全く退屈そうに感じないです!
では、お金はどうしているのでしょうか?
最初は貯金でやりくりしてましたが、それが2年くらいでなくなってしまいました。
なくなったあとは、複数の収入源からお金を得て、合わせて年間80万円くらいで生計を立てているそうです。
具体的には、ブログを書いての広告、アフィリエイト収入。
せどり(ブックオフなどから仕入れてヤフオクで転売)。
友人の仕事を手伝ったり、取材の収入、ネットの繋がりでの支援物資などがあるそうです!
支出の方は、シェアハウスの管理人をすることで安く済ませ、食事は自炊、服は殆ど買わない、もらったりもする。生活用品は、百均でだいたい揃う。旅行もネットの友達の家に泊めてもらう。本は、ブックオフか図書館で借りる。
本と音楽とネットとゲームとたっぷりある時間があればお金がなくても楽しく過ごせる。
こういう風に聞くとニートじゃないかと言われそうです。
著者としては、「できるだけ働かないという行動原理で動いていて、「だるい」と言って仕事を断ることが殆どだし、毎日、昼過ぎに起きて、一日中ネットをみて、ゲームをしてぼーっと生活をしているので、まあ、ニートみたいなもんだと思ってもいいんじゃないかと思っている」とのことです!
②ニートの才能、ニートに必要なもの
ニートに合う人、合わない人がいると著者はいっています!
ニートに合う才能とは、3つあります!
・時間を潰す才能
ネットや音楽、本、ゲームなどで何時間も時間が潰せる。
・何かちょっとものを作る才能
一人でいるときに作曲したり、ブログ書いたり、絵を書くなど一人で何か時間を潰せることがあると、お金を使わなくて済む。
・時間をお金で買わない
ストレスで衝動買いしてしまったり、自炊をすれば安く済むのに、外食してしまうなどがある。
これをしてしまう人は向いていない。
お金を使わないことに労力を惜しまない人が向いている。
では、お金を使わずに時間を潰しているニートにとって必要なものはなんだと思いますか?
この本では、必要なものが書かれています!
必要なもの①「インターネット」
・ネット回線
ポケットWi-Fi。今は、もっと安いのがあるかもしれない。
・デバイス
ノートパソコンまたは、スマホ。ノートパソコンは、秋葉原かネットショップで1、2万円で買える。それに、Ubuntuなどの無料で使えるOSを入れておけばよい。
必要なもの②「住居」
実家がベスト、難しければ、シェアハウス、ネットカフェ、ドヤ・安宿、居候などがある。
居候するには、居候力が必要だ。
家事をきっちりこなし、いても邪魔にならない。なんだか、この人がいると楽しい気がするなどだ。
ホームレスはオススメしない、やっぱり辛いようだ。
必要なもの③「食」
自炊。自炊ができないとインスタントラーメンのみになってしまい、健康的にも精神的にも良くない。
ニートは、お金をかけず時間を暇潰しを持っているのが必要だが、料理は最適だ。
食費で頑張りレベルが分かる。
6000円だとかなり頑張っている。
1万円がまあ、普通。
1万5千円だと時々いいもの食べているなと言う感じ。
買い物も、一回、一回ではなく、一週間まとめて考えると安くすむ。
オレンジページ、レタスクラブが参考になる。
必要なもの④「お金の支払い」
クレジットカードまたは、デビッドカードを持っておく。もらうときにも便利なpaypalのアカウントを持っておくと役に立つ。
必要なもの⑤ 「証明書」
会員カードを作るときに必要だ。
原付き免許が安く、すぐに取れるのでオススメ。
ニートにオススメな本も紹介したい。
・「ニート」支援マニュアル
ニートやその家族、支援者へ向けてアドバイスがつまった本。
暑苦しい感じはなく、実務的な淡々とした、スタイルが良い。
・情報の呼吸法
SNS社会で個人がどうやって面白いことをするのかということについて基本を押さえるのに良い。
まとめ
まず、私は、結構節約しているつもりだったのですが、著者は、食費15000円で結構いいもの食べているなという感じ。と読んでびっくりでした!まだまだ、節約する余地がありそうです。
お金を使わなくても楽しそうに暮らしている感じがして、羨ましいです。
年間80万円で生活できる人がいるなら、自分ももっと節約頑張らなくてはと身が引き締まる思いで読んでいました。
この本を読んでいろんなことを考えました…。
こんな生き方もありだなと思ったり…。
自分には、あまり向いてないかもと思ったり…。
いや、でも、いいなと思ったり…。
生きるのが辛くなったときはまた読みたいなと思ってしまうくらい、いろんな意味で気持ちを楽にさせてくれる本でした!
皆さんも良かったら読んで見てください!!
Amazonあらすじ
内容紹介
「ニート」でも「無職」でも「ひきこもり」でも、会社を辞めても仕事してなくても、
幸せに生きることはできる。
こんなに文明や技術が発達した世の中、インターネットさえあれば、
昔ながらの固定した生き方に縛られる必要なんてない。
日本一有名なニートが語る、お金がなくても無理なく楽しく暮らすための生き方と考え方。
会社や国やこれまでの常識が信じられなくなった今を生き抜くための「ニート」なヒントが満載です!
目次
はじめに
■第1章 ニートのネットワーク—僕がニートになった理由
■第2章 ニートの日常風景—コミュニティとゆるい生活
■第3章 ニートの暮らしかた—ネット時代の節約生活法
■ニートのためのブックガイド
■第4章 ニートのこれから—社会・人間・インターネット
あとがき
Special Thanks to Internet
著者について
pha(ファ)
1978年生まれ。京都大学総合人間学部に入学するも、オンボロ学生寮に入ったことで足を踏み外す。
大学を6年かけて卒業し、社内ニート的なサラリーマンを3年くらい続けたあと、2007年にTwitterとプログラミングに出会ったのをきっかけに会社を辞め、それからは定職に就かずにふらふら過ごしている。
ブログ(http://d.hatena.ne.jp/pha/)は月間5万~10万のページビューを持つ。パソコンやネットが好きな人が集まって暮らすシェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人。Twitter Bot 作成スクリプト「EasyBotter」作者。
できるだけ働かずに生きていきたいです。
http://pha22.net/