なぜか仕事が上手くいかない!
どこを改善すればよいのかがこの本でわかります。
本のまとめや概要、感想・評価・レビューをしていきます。
あらすじ
「PDCAサイクルを回せばうまくいく」
これまで仕事をする中で、何度か耳にしたことがある言葉だと思います。
計画を立てて、実行して、振り返って、改善する。この繰り返しがPDCAサイクルです。
一見するととても当たり前のように感じるのですが、なかなか実行できなくて結果が出ず、悩んでいるリーダーの方はとても多いでしょう。
本書では、PDCAの実行を妨げる原因について徹底的に解説しており、目標を完遂するためのリアルに役立つコツが満載です。
ぜひ、PDCAをマスターして、今までよりワンランク上の成果を手にしてください!
出版社からのコメント (本文より抜粋)
「自分にも部下がつくことになりました」
私は、これまでに数多くの新リーダーからこのような報告をもらいました。
仕事をしていく中で、経験を積み、たとえ数名であっても自分に部下ができるというのはすごく嬉しい瞬間のようです。 働いている会社において「自分の仕事が認められた」という実感を持てる瞬間でもあるからです。
しかし、喜んでいられるのも束の間、部下を持った瞬間から、上司には“マネジメント”というスキルが新たに要求されるようになります。
それまでは、自分の成果を上げることに集中していればそれなりの評価を得られていたのに、突然、 組織としての成果を上げなければ評価されない立場になったわけです。
チームの成果を出すために必要なスキルが、“マネジメント”スキルです。
そのマネジメントの手法の一つに、この本のテーマである「PDCA」サイクルがあります。
Plan(計画を立てる)→Do(実行する)→Check(実行した結果を評価する)→Action(うまくいっていないところを改善する) というサイクルを回していくことで、目標を確実に達成することができます。
PDCAをマスターすれば、これまで以上の成果が出せること間違いなしです!
内容(「BOOK」データベースより)
今、目の前にあることだけやっていれば大丈夫!?
いいえ、これからのリーダーに求められるのは、日常業務+αの実績。計画・実行・評価・改善の4ステップで確実に目標完遂に導きます。リアルに役立つコツ満載。
著者について
川原 慎也(かわはら しんや)
- ─船井総合研究所、シニアコンサルタント。
- ─福岡県出身。外資系自動車メーカーにて営業、マーケティングなどを経験したのち、1998年船井総合研究所に入社。
年商1兆円以上の大手企業から社員3名の零細企業に至るまで、企業規模や業種業態を問わず幅広くコンサルティングを行なっている。 - ─クライアント企業の本質的な課題に切り込み、社員を巻き込みながら変革させていくコンサルティングスタイルに定評があり、 特に組織変革や社風改革といったテーマに強い。
経営層へのヒアリングだけでなく、課題・問題を抱える現場には必ずおもむくなど、リーダー・マネジャーとの対話を重視している。
現場の意見を反映させたアドバイスは、「ピッタリの解決策が見つかった」「今までの思い込みから脱却できた」と顧問先からの信頼も厚い。 - ─著書に『絶対に断れない営業提案』(共著、中経出版)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
川原 慎也
船井総合研究所、シニアコンサルタント。福岡県出身。外資系自動車メーカーにて営業、マーケティングなどを経験したのち、1998年船井総合研究所に入社。
年商1兆円以上の大手企業から社員3名の零細企業に至るまで、企業規模や業種業態を問わず幅広くコンサルティングを行なっている (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
まとめ
【なぜPDCAが回らないのか】
- PDCAとは、計画を立てて、実行して、それを振り返って、もっと上手なやり方をする
- 当たり前の考え方にもかかわらずできているリーダーが少ない
- PDCAが上手くいかにないのはPが偽物のPになっていることに原因がある。
- どんな考え方で目標を立てているかが重要
- 将来の目標と直近の目標に一貫性があるか
- 目標と目的の違いを理解し、メンバーと共有できているか
- 共有するとは理解と納得のプロセスを踏むことが必要である
- マネジメントとは部下を含めて時間のやりくりをすること
【PLAN】
- PDCAは計画の段階で勝負の90%が決まる
- 会社からやらされるものではなくリーダーが作りこむもの
- なんのための計画か常に問いかける
- 計画は現状の仕事の棚卸から
- 正しい計画とは問題点、事実を知るプロセスを省いてはいけない。
- できるイメージができるまで計画を作りこむ
- 何をいつまでにだれがどうやってやるかまで落とし込んで計画
【DO】
- 想定外は当たり前。そのうえでどう対処していくか
- リーダーが率先して行わないとメンバーはついてこない
- 忙しい気分に流されず業務を整理する。
- 時間をかけるべき業務、効率的にこなしていく業務を見極める
- 実行を妨げる3つの特性(学生症候群・長めの時間設定・掛け持ち)
- 仕事の成果への1番の近道は部下育成、リーダーは時間配分とメンバーの心のケアをする
【CHECK】
- 評価指標は計画の段階で作りこむ
- KPI(重要業績指標=計画が順調に進んでいるか判断する指標)
- 現状の正しい把握から始め、スピーディに改善する
- 早いタイミングで計画の進捗をチェックする
- 適切なKPIを設定するポイントは自社のビジネスのキモにあっているか
【ACTION】
- 改善実現の分かれ道はしがらみ
- しがらみは、評価制度、組織構造、習慣、考え方の4つ
- しがらみを解決するために会議を有効活用する
- チームの基礎力=当たり前の基準を高めること=改善スピードがあがる
- 継続的に改善し続けることが持続的な成長につながる
感想
仕事を頑張っているのに、満足できる成果につながらない。つながっている気がしない。仕事が上手くいかない人におすすめの本です!
PDCAを回すことは大切ということは、当たり前に知っていることだと思います。 でも、なかなか上手くいかないと思っている方いらっしゃるのでないでしょうか?
私は、必死に頑張っているのに成果がでない!なぜだ!と思っていました。 しかし、この本読んで頑張っているのではなく、頑張っているつもりだったのだと気づきしました。
偽物の計画、実行を阻害される行動特性、的外れなKPI、しがらみから改善が実現しないなどなど・・・PDCAが回せない原因すべて当てはまっていました。
読んだその日からこの本に書いてあることを実行していこうと思います。
まずは、現状の評価をして、改善をスピーディに行い、計画を立て直していこうと思います。会議を有効活用するというのはとても参考になりました。
リーダーに向けた内容が多いですが、リーダーでない人も自分の仕事の改善に使えると思います!